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2018.06.11

肩身が狭くてばぶばぶに行けなかった

1歳1ヶ月、しょうちゃんママ。
1歳のお誕生日を機に断乳しました。

産後すぐは思うように母乳が出ず、
赤ちゃんも上手に飲めなくて、
なかなか体重が増えませんでした。

おっぱいの状態、ママの体力と心理的キャパ、
赤ちゃんの体重増加率とにらめっこしながら
ギリギリラインのミルク補足をしつつ、
時間をかけておっぱい育児に向き合っていきました。

最初からおっぱいだけでいけるママなど
本当に少数です。
3ヶ月、4ヶ月・・・
ときには7〜8ヶ月になってようやく
おっぱいメインになることだってあるし、

最後まで混合栄養のまま
おっぱい卒業というパターンもあります。

実際、
ばぶばぶに来られるママは混合栄養は当たり前で
半数以上がミルク補足をされているのではないかと
思います。

また、完全ミルク育児のママも
たくさん来院されます。
ばぶばぶは、そういう場所です。

母乳育児支援は、
あくまでもわたしの活動の一部にすぎません。
どんな方法で子育てしていようと、
リフレッシュしに来られるだけでも
大歓迎よ〜って、事あるごとに発信してるんですが、

『助産院』というからには、
母乳育児ができていなければ
行っちゃいけない場所・・・というイメージが
先行してしまうみたいです。

母乳育児だけではなく、
子育て全般、『待つ』ことだらけです。
慌てて、いきなりハイレベルなゴールを目指したところで
結果は伴いません。
ゆっくりゆっくり進みながら、
小さな目標をひとつずつ叶えていく・・・

途中、寄り道して野花を摘むこともあるし、
雨が降ってきて雨宿りすることもあるし、
疲れて仮眠をとることもあります。

つい「こうありたい」「こうなってほしい」
ママたちの求めるハードルを
どうやって下げてあげられるのかが
大きな課題です。

かつてのしょうちゃんママも
彼女のなかでの『合格ライン』に届かないことに
いらつきと焦りを感じておられました。

ミルクを足すことへの罪悪感は日に日に増していきました。
周囲はもっとスムーズに
母乳で赤ちゃんを育てているのに・・・
どうして自分だけ、そんな当たり前のことが
できないのか?

「こんなはずでは・・・」の
辛い日々だったと思います。

いつしかばぶばぶに向かう足は
遠のいていきました。

赤ちゃんが生後4ヶ月になる頃から
ぱったりと通院をやめてしまった彼女でしたが、
季節がひとつ変わる頃、ひょっこりばぶばぶに
来てくださいました。

あんなに小さかった赤ちゃんは
ハイハイ、つかまり立ち
すっかり成長していました。

通院はやめてしまったけど、
指導されたことを忘れることなく、
コツコツ地道におっぱいを続けてくださった結果、
見事に完全母乳になっていました!!!

がんばったんやなぁ〜。
めっちゃ、がんばったんやろうなぁ〜。

その努力が脳裏に浮かんで、
感無量になったのを覚えています。

そして、1歳のお誕生日を過ぎ、
断乳となりました。

断乳ケア最後の日。
彼女はわたしに言いました。

「ミルクで育ててるのに助産院なんて
行ったらあかんような気がして遠慮してしまう」

そうか〜
そうだよね・・・。

「ミルクでもいいんだよ、ってことを
言葉だけじゃなくて
ばぶばぶ内に調乳ポットを置くなどで
示してほしいです。

そしたら安心して、ここに来れるママが
わたしの他にもたくさんいると思います。」

・・・・・!!!!

ほんまや!
そのとおりやわ!!

頭をハンマーで殴られたかと思いました。
彼女の言うとおりです。

栄養方法の多様性を受け入れる姿勢、
ミルク育児のママにとっても敷居の低い
ばぶばぶを目指して、
検討していきたいと思います。

貴重な意見をありがとうございます!!

そして、しょうちゃん、
おっぱい卒業おめでとう(^ ^)

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