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2018.08.06

中学生まで飲みなはれ

ゆうたくん5歳。

久しぶりに親子で
ばぶばぶに遊びに来てくださいました。

半年前は、まだガンガンにおっぱい星人で、
卒乳の気配のカケラさえ感じさせませんでした。
5歳のお誕生日を迎えて、
もしかして無事に
卒乳したのかな?
と思ったのですが、

ブッブー!

やめる素ぶりはまるでナシでした。(笑)

ママも寛大で、
彼が「いらない」って
意思表示するまで
おっぱいを続けると
おっしゃっています。

もう5歳ですから
おっぱいより美味しいはずの食べものの味も
たくさん知っています。
毎日元気に幼稚園に通い
心も体もすくすくと育っています。

元気なゆうたくんを見ていて

「無理におっぱいから引き離す必要性って何?」

ママはそう言って笑っておられました。

長い期間、
子どもに母乳を与え続けることには、
たくさんのメリットがあります。

与えられる子どもだけではなく、
与える側のママにとっても
母乳育児は
双方にとって
どちらもにも同じように
大切であると
ユニセフも提言しています。

でも、今の日本の社会、
ユニセフの国際的提言は認知されていません。
2歳以上まで続けていく母乳のメリットを
知らない人が多すぎます。(とくに子育て支援者!)

どんな支援者も、
最終目的は同じところを目指しているはずなんです。

『ママが孤立することなく
笑顔で子育てできる環境を支援したい。
ママの笑顔は周囲の空気を和やかにし、
子どもたちが健やかに育ちますように』

思うところは同じなのに、
子育てには正解がなくて、
人それぞれの価値観があって
みんな自分の持つ育児観を軸にするから
そこに向かう方法に異論が渦巻いてしまうわけで。

『長期授乳のメリット』は
子育て支援に携わる専門家にさえ
満足に周知されていない社会の風潮のなか、
正しい知識のもとに
長期授乳をされている親子が
堂々と胸を張れるわけもなく・・・

家族、そして社会、
周囲の暖かい支援がなければ
母乳育児は成功しないのです。

BSN/母乳育児支援ネットワークによる
乳幼児栄養の『ゴールド・スタンダード』では、
以下の理想的な子育てのあり方を示しています。

・生後6ヶ月までは母乳だけで育てること。

・適切な補完食(離乳食)を食べさせながら
2年か、それ以上母乳育児を続けること。

長く母乳を飲んだ子は
感染症にかかりにくかったり、
成人したあとも成人病の発症率が低かったり、
それはもう、語りきれないほどのメリットがあります。

そもそも、
授乳を通して築かれる
大切な親子の時間は、
根拠のない方向性をアドバイスしてくれる
外野のためにあるのではないですよね。

子どもとママのためにそれは存在し、
2人の権利でもあると思います。

だから、周りがとやかく言うことに影響されるより
子どもとママ、2人で
相談しながら進めていったり、
やめていったりしてほしい。
それこそが、親子のかけがえのない
ドラマになっていくと思います。

長い期間おっぱいに甘えてばかりいたら
自己解決のできない子になるという
根拠のない理論を主張する人もいますが、

何かに頼って、何かに助けられて、
何かに支えられて
問題を解決するのに
力を添えてくれた人や物に
感謝の気持ちをもって、

たったひとりで解決しようとするんじゃなく、
ゆるりと問題に立ち向かえる子に
育ってくれたらいいんじゃないでしょうか?

生まれてすぐの赤ちゃん時代から
5年間、
ゆうたくんの成長を見守ってきました。

彼は
いまだにおっぱいは飲んでいるけど、
だからって、彼が自己解決のできない子に
育っているか?
って言われたら
自信を持ってNOですよ〜!

ゆうたくんママがおっしゃるとおり

「無理におっぱいから引き離す必要性って何?」

わたしのその気持ちに賛同します!

ちなみに5歳児はペラペラ喋りますから。

「なんでこ〜んなにおいしいおっぱい、
みんな飲まないのかなぁ?
甘くておいしいのにね。
みんなも飲めばいいのにねぇ〜」

キラキラ輝く純粋な目で
そんなこと言われたら

「中学生まで飲みなはれ〜」

つい、挑発してしまいました(^ ^)

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