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2018.10.24

いのちを育むために『絶対!』なこと

沖縄の方言で、いのちのことを『ぬち』
塩のことを『まーす』といいます。

生命に必要なミネラルに着目し
『命の塩』(ぬちまーす)と名付けられた自然海塩を
作っている場所こそが、
わたしが今、滞在している宮城島です。

ここ数年、ばぶばぶでは妊婦さんの来院が増えました。
早産、帝王切開や吸引分娩など
本来は自然に行われるべき出産の方法が
どんどん不自然な方向にむかっていると感じています。

また、生理痛、生理不順、不妊、不育症、
産後の体調不良なども、確実に増加傾向です。

例えば、生理痛がひどくて婦人科を受診すると
体を温める、漢方を内服して骨盤内血流を改善する、
痛み止めを飲む、ピルで排卵を休止させる、などの
対処が行われます。

でも、これらはすべて、
すでに起こってしまった症状に対する
対処療法にしかすぎないんですよね。

子宮内環境を整え、子宝に恵まれるよう、
そして安産になるように
わたしもアドバイスをさせてもらっていますが、

本来の女性が持つ、『いのちをつなぐ力』が
弱まっている原因、その本質に注目して、
体質改善をしていくことが
人類繁栄のカギなんじゃないか?

対処療法は果たして、根本的解決になるのか?
という部分で、ずっとモヤモヤしていました。

助産師として、
生理痛が起きたあとにアドバイスするんじゃなくて、
生理痛が起きないためにどうすればいいかを
先手を打って伝えていかなければならないと
思います。

いろいろ勉強させてもらいました。

そして
ミネラルが女性の妊娠力、出産力、育児力を上げ、
ミネラルの足りている妊婦から生まれた赤ちゃんも
生命力に溢れるという、ぬちまーす社長の理念に
たどり着きました。

それからというもの、
わが家では、料理に使う塩を自然海塩に変えました。
子どもたちは自然海塩を入れて炊いたごはんに
さらに自然海塩をふりかけて食べています。

旦那さんにいたっては、
自然海塩で歯磨きをしています。
歯茎が引き締まってめっちゃキレイだと歯医者さんに
ほめられてます。

ミネラルといのちの関係を
学んだ感動がきっかけで、

ばぶばぶでも、久米島海洋深層水を原料にした
ミネラルたっぷりの『モイスチャージェル・マシュマロ』
『オールマイティウォッシュ・ポメロ』を
開発、商品化したという経緯もあります。

社長はおっしゃいました。

「この塩は、人間を海にする成分がすべて入っていて、
羊水を完全にし、頭脳明晰で健康な赤ちゃんを出産するために
なくてはならないものだ」

また、人類を救う塩を作って人類に奉仕する、とも。
(こういう考え方、かなり好きです^ ^)

自然海塩にもいろいろ製造方法があって、
一般的には、海水を煮て塩だけを取り出す方法、
天日干しで塩を加工する方法、
岩塩を砕いて加工する方法がありますが、

目の前の美しい海から海水を吸い上げ、
濃縮濾過して不純物を取り除いた濃縮海水を、
細かい霧のように空中に発生させ水分を気化、

その時、海洋成分だけを瞬間結晶させ、
落下・蓄積させていくのが、
「ぬちまーす」特有の製造方法です。

ナトリウム(塩分)は他の塩に比べて25%も低く、
ミネラル成分含有量は世界一と
ギネス認定されているだけあって、
ほんのりした甘みと、うまみがなんともいえません。

今回の沖縄出張の大きな目玉が、
ぬちまーす社長にお会いして、
「いのち」のお話を、
直接を聴かせていただくことでした。

ミネラルとは
糖質、脂質、タンパク質、ビタミンと並んで
わたしたちの身体を作る5大栄養素のひとつです。

わたしたちの身体を構成している物質を分解してみると
全体の96%が、窒素・水素・酸素・炭素の4つでできています。
残りの4%がミネラルです。

占める割合は微量ですが、
21種類の必須ミネラルが
筋肉や神経の働きの調節、
体液量や酸・アルカリ度の調整、
ビタミンとともに、炭水化物やタンパク質、
脂質などの代謝にも深く関わって
身体の調子を整えるなど
さりげなくわたしたちの身体を支えてくれています。

控えめな存在だけど
そのバランスが崩れると
生命維持ができなくなるほどの
絶大な影響力を持っているミネラルは
わたしたちの身体の重要な構成成分であり
不可欠な栄養素です。

ミネラルは残念なことに
体内で作リ出すことができないので
毎日の食事から摂ることが基本です。
不足するとさまざまな病気のもとになってしまいます。

とくに女性は、ダイエットでのミネラル不足や
毎月の月経による鉄分流出、
妊娠・授乳・更年期などホルモンの変化に伴って
カルシウムが急激に減少するなど
ミネラル不足を引き起こしやすいと言われています。

現在、地球規模で
わたしたちが食べているモノ自体に
栄養素が少なくなってきています。

とくにミネラル不足は深刻化しており、
農作物を作る基礎である「土」に含まれる
ミネラル量は100年前と比較して
60~85%も減少していることが報告されています。
(1992年アースサミットより)

それは、
そこで収穫された作物が保有する
ミネラルも少ないということを意味します。

20億年以上も昔
太古の海で誕生した単細胞は
陸に上がり、そして哺乳類へと進化しました。

大昔、海で暮らしていたわたしたちの祖先は、
『海水』という豊富なミネラルに
いつも包まれた環境でした。

やがて陸に上がると
周囲にミネラルはなくなりました。

だから、血液を海水のミネラルバランスと
同じようにしました。

土には本来、植物を育む力が備わっています。
太陽の光、水、微生物、虫・・・
絶妙なミネラルバランスは栄養の宝庫。
理想的な生命力に溢れる源です。

植物が土のミネラルを吸収し、
それを動物が食べます。
そして動物の排泄物や死骸、枯葉などが土に戻り
土の中に住んでいる微生物がそれらを分解して
さらにミネラルを作り出します。

雨が降ると土に含まれるミネラルは川に流れ込み、
さらに海へ、魚たちはミネラルをいっぱいに浴び、
生きています。

食べ物を得る場所として、生きていくためのすみかとして
土がキレイになれば水がエネルギーを持ちます。

多様ないのちは、自然の偉大な循環のなかで
そこから始まる食物連鎖に
支えられて生きています。
大自然のミネラルによって
育まれているといっても過言ではありません。

ノーベル化学賞・ノーベル平和賞受賞者
ライナス・ポーリング博士も、

「すべての病気を追及すると、
すべてがミネラル欠乏にたどりつく」

「人体の健康維持には、
調和のとれた多種類のミネラル摂取が重要である」

と提言しています。

バランスのいい食生活を心がければ
健康になれるはずと
意識してたくさん野菜を食べても
その野菜自体が栄養失調状態。

飽食の時代に生きるわたしたちは
野菜から豊富な土のミネラルを摂取できず
健康維持がしづらい環境に生きているのです。

また、現代人のミネラル不足の原因として
見逃せないのが食生活の変化です。

米、小麦、砂糖・・・
どんな食品でも精製が進むほど
ミネラルは失われていきます。

インスタントやレトルトなど加工食品の存在も見逃せません。
清涼飲料水や加工食品には添加物として
リン酸が加えられています。
リンの摂りすぎはカルシウムの吸収を妨げてしまいます。

ミネラル成分がバランスよく含まれていて
体内で吸収されやすい自然海塩は
無理なく効率的にミネラル摂取できるという点で
これからもっと注目されるべきだと思います。

社長はさらに熱く語ってくださいました。

わたしたちは海で誕生し、
今も、胎児は羊水の中で進化の過程を40週間かけて
再現し、繰り返していると言われています。

海水の成分と限りなく近い羊水は
いのちを産み育んだ太古の海そのものです。
赤ちゃんをが育まれる子宮環境は、
まさしく海の環境なのです。

「生きていく上で大切なのは
シンプルな自然力のバランスを欠かせないこと。
つまり、女性の体を、『海』にしてあげたら
いいだけのことなんだよ!」

なるほどね〜。

妊娠中、むくみが出ると
過剰な塩分が腎臓に負担をかけるので
「塩分を控えましょう」という指導が入ります。

いわゆるスーパーなどで売っている
「食塩」はナトリウムのかたまり。

本来、自然にある塩に含まれるミネラル分が抜けており、
腎臓の負担になります。

むくみの原因になるのは、
実は、塩分(ナトリウム)だけなんです。
その他、塩に含まれるミネラル分は
妊娠中や授乳中のママの身体には
むしろ必要な栄養素です。

カリウムやマグネシウムなどのミネラル分が
人体と近いバランスで入っていると、
それらが塩分(ナトリウム)を排出するのをサポートし、
塩分をろ過する腎臓の負担を軽減してくれます。

でも
「海水を飲んだらダメ」

と言われますね。

これは濃度の問題で、
海水はミネラル分約3%、人体は約0.7%です。
海水そのままでは、濃度が濃すぎて、
薄めるためにさらに水が必要になるからなんです。

漂流した海の上で海水を飲むと、
体内で塩分濃度を薄めるために喉がかわいて、
更に海水を飲んで、喉が渇いて・・・と悪循環になります。

いわゆる外食で摂りすぎてしまうナトリウムも、
自然海塩を摂る事で、
体外への排出を促してくれる効果があるんです。

簡単に言うと、
【塩で塩をだす】
という不思議な現象ですね。

自然海塩はしっかり摂ってもらって大丈夫です。
制限する必要はありません。

血圧が上がったり、むくみの原因にはならないのですが、
残念ながら産科医師によっては
自然海塩も、ほかの塩とひとくくりにして
「ダメ!」って指導してるのが現状です。
医療従事者の知識不足って、本当に罪だと思います。

ちょっと食べたり飲んだりしただけで
おっぱいがパンパンに張ってしまう授乳中のママ、
これもまた、塩分(ナトリウム)の摂りすぎが大きな原因です。

妊婦さんと現象は同じ。
おっぱいがむくんでしまうのですね。

赤ちゃんの発育、発達にも
カリウムやマグネシウムというミネラル分は必須です。
授乳中のママもぜひ、
毎日使う塩を自然海塩に変えてみましょう!

断乳のときにも自然海塩はおすすめです。
食事に使う塩を人工的なナトリウムから豊富なミネラルの
自然海塩に変えるだけで、激痛の断乳おっぱいを
少しでも楽にすることが可能です。

ミネラルが体内の水分調整を助け、
赤ちゃん、ママの助けになるのです。

さらに興味深かったのは
「 LGBT(性の多様化)が増えているのも
ミネラル不足が関わっている」
というお話でした。

いのちの授業でたくさんの小中高校を回りますが、
必ず数名LGBTに悩む子どもたちに出会います。

確かに・・・・
社長のおっしゃるとおりかもしれません。

胎児期に、母体から必要なホルモン譲受ができなかったのは
妊婦のミネラル不足が
確実にひとつの要因になっているでしょうね。

わたしたちの身体と海は
切っても切れない関係にある。

お話を聴かせてもらって
改めてそう感じました。

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