(2)助産院ばぶばぶ 移転します!
わたしは、
京都に近い大阪ののどかな街で育ちました。
名水百選のおいしい水で有名なふるさとは、
山と川に囲まれた、都会に近い田舎街。
ホタルや野うさぎに遭遇することもあります。
街灯が少ないので、夜は星がとても綺麗です。
子どものころは、
畑や田んぼで遊んだり、川で泳いだり
虫をつかまえたり、木登りをしたり、
真っ暗になるまで自然の中を走り回って遊ぶ野生児でした。
子どもが子どもらしく過ごせる環境が
ふるさとにはありました。
田舎育ちだったからこそ
得られたものがたくさんあったと思います。
結婚して、
大阪市内、ド真ん中に移り住むことになり、
大都会での暮らし、子育てが始まりました。
都会は、便利さと選択肢の多さが
なんといってもメリットです。
最寄りの駅、コンビニ、スーパー、100均
郵便局、病院、
いずれも半径300m以内に複数あり、
子育てという面でも、
習い事をさせるにせよ、塾に通わせるにせよ、
やりたいことはなんでもすぐさせてあげられる環境。
お金さえあれば、選び放題です。
友達と競い合うことのできる都会のほうが
子どもが本来持っている力を
開花させてあげられる可能性は高くなるでしょう。
また、医療機関が充実していることも
都会最大のメリットです。
生粋のシティーボーイ・シティーガール
生まれたときから都会の暮らししか知らない
わたしの子どもたちは
限られた環境のなかで元気いっぱい育っていきました。
一方、田舎で育ったわたしは
ときどき緑に囲まれたふるさとの空気で充電しつつ
都会だからこそのメリットに感謝して
それなりに適応していたと思います。
でも、心のどこかで
休みの日のたびにショッピングモールに出かける生活に
一抹の疑問を感じていました。
ビルの隙間に
ほんの少ししか見えない空
排気ガスや飲食店など、
人工的ないろんな匂いが入り混じって
モヤがかかったような都会の空気
駅まで歩いてたった15分の距離に、
「遠すぎて無理~!」
と不平不満を並べ立てる子どもたちに
それでいいのか・・・?
釈然としない気持ちがありました。
歩道は綺麗に整備され、
家から一歩出ると
車も自転車もびゅんびゅん通り過ぎていき
小さな子を自由気ままに遊ばせることはできません。
足を伸ばして公園まで行けば緑はあるけど、
人の手によって作られた『不自然な自然』への違和感は
わたしのなかでずっと消えることなく
くすぶり続けていました。
たくさんの材料から
自分が「良い」と思ったものを選択できる都会の暮らしは
確かに素晴らしいです。
ただ、とにかく情報が多すぎて、
何を選べばベターなのか、
どの材料を組み合わせて進んでいけばいいのか
わけが分からなくなるということが
わたしは多々ありました。
選ぶのは、
莫大な情報の中のせいぜいほんの一握りなのに
子どものことになると親は必死になります。
情報の渦に入り込んで
迷子になってしまいます。
よほどしっかりした育児観を構築し、
軸を崩さない自信があればいいですが、
過去の優柔不断なわたしは
あっちもこっちにも影響され
『ただ流されるだけの子育て』をしていました。
今から思えば
「わが子のため」と言いながら、
わが子に目を向けることなど、
まるでできていませんでした。
周囲に負けてはいけない。
みんなと同じように。
波に乗り遅れないように。
世間の目にオドオドしながら
焦って、比べて、
「いい母親になること」ばかりを気にする
臆病で自分勝手なママでした。
一生懸命、
子どもに向き合っている「つもり」でしたが、
情報過多の迷路のなかで
『子育てで大切にすべきもの』が
どんどん見えなくなっていきました・・・。
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