大きくなったら何になりたい？

わたしは、
子どもはもともと５人が目標でした。
（最終的に倍以上になってしまったが^^;）

子どももたくさん欲しかったし、
助産院開業も目標だったので
連続年子で５人産みました。

５児のママになった30歳のとき
助産院ばぶばぶを開業しました。

子どもはこれで産み終え。
次のステージへ！

そう思っていましたが、
５人産んでみるとかわいくてかわいくて・・・！

もうひとり、いてもいいかな？
いやいや、仕事もがんばりたいから・・・
でも、６人目・・・
あ〜どうしようーーー。

葛藤の末、生まれてきた６人目。
年子５連発のあと、１人だけ
きょうだいの年齢差が３歳以上あいていることが
なんだか可哀想になって（？）
後半チームを作ることに！←アホですね^^;

そんなこんなで開業から15年間、無我夢中で
『日本中のママを笑顔にしたい！』
という想いにただ突き動かされ
妊娠出産子育てと仕事の両立をがんばってきました。

最近、わたしの９人目の子、
小学校１年生、ふうたが

「ふーちゃん働きたいねん！
明日から働いていい？」

と言い出しました。

イマドキの子が、
なかなか積極的なこと言うじゃないの。

お勉強ができるできないということよりも
生きる力のある子に育てたいと
日頃から思っているので、
ふうたの前向き発言にママはちょっと感動したんです。

ワクワクしながら聞いてみましたよ！

「しっかり働いたら給料出すで。
なんの仕事するん？」

「うん！ニートをしてみようと思う！」

・・・ニートとは、
１５歳から３４歳までの
家事、通学、就業をせず、職業訓練も
受けていない者を指す言葉です。

まだ先の話でいいので
お願いやからなんらかの形で
社会参加してもらえんだろうか〜ふうたよー！

家にいて、何か仕事する（ママのお手伝い）ことを
１年生男子はニートだと思っていたようです。（笑）

誰の入れ知恵でしょうか。
大家族、いらんことを吹き込む人が
たくさんいすぎて困ったものです。

世の中にはいろんな仕事がある、
という話から

「じゃあママは
大きくなったら何になりたいん？」

いきなり突拍子もない質問を
浴びせられました。

何になりたい？
ママはもう大きいし、すでに助産師やしなー

「助産師やけど、何になりたいん？」

１年生男子に問い詰められ、
ママ、戸惑う。(^_^;)

今さら、何になりたいか？
と言われても、
日々の仕事や家事、育児をこなすこと、
すべきことで頭がいっぱいで
そんなこと思ってもみなかったです。

目の前のことに追われているうちに
夢や自分がしたいことをすっかり忘れてしまっている
人は多いのではないでしょうか。

「大きくなったら何になりたい？」

先日、中学３年生のいのちの授業にいったとき、
何人かの男子が
「将来は起業したい」「社長になりたい」
と言っていました。
すごいな～と感動しました。

何の社長になりたいかはまだわからんけど、
なんかの会社を立ち上げて
オレは社長になる！

漠然とした目標ですが、
社会の先頭に立って何かを成し遂げる！
という意気込みは男前です。

こういうエネルギーこそが
『生きていく力』なんですよね。

わたしは中３のとき、
何になりたかったかなぁ？

助産師を目指そうと思ったのは
高校２年のときだったので
１５歳当時のわたしはなんにも考えていませんでした。

陸上部。専門は１００mハードル。
全国制覇という夢に向かって
毎日の厳しい練習とプレッシャーと戦う毎日でした。

今のわたしはどうかなぁ？

「大きくなったら何になりたい？」

そういや、わたしは今、
自分の夢を追い求めようとしています。

沖縄に移住して
社会貢献をしたい。

子どもたち、MARKと
大好きな海に囲まれて楽しく過ごしたい。

もっともっと
コミュニケーションスキルを上げ
ママの気持ちに寄り添える助産師になりたい。

たくさんの人たちを笑顔にしたい。

美しく歳を重ねたい！

わたしの夢。
そうやん、今現在
そこに向かって全力疾走してるやん！

大人になると毎日忙しくて
自分の夢、したいことに気づくのは難しくなりがちです。

そもそも「夢」という概念が
大人の自分と結びつきにくく、
そんな発想なんて持てないという人も
いらっしゃるかもしれません。

でも人生は一度きりです。
夢も、したいことも叶えたほうがきっと充実します。

あなたはどうでしょう？
将来の夢はありますか？

わたしのように人生をガラリと変えるほどの
ギャンブラーな目標じゃなくても
このまま平凡に過ごすのも
もちろん悪いと思いません。

その先に、キラキラした夢を描けるのなら
胸を張って「したいこと」と言っていいと思います！

やってみたかったのに忘れていた趣味や
本当は着たかった服、
行きたかった場所、
些細な「したいこと」でも実現したほうが
後悔がないですよね！

以前、ばぶばぶに通っておられるママで
看護師の資格をすでに持っていて
自身が出産を経験したことで
助産師になりたいと一大決心、
助産師学校に入学したエネルギッシュな方が
おられました。

看護師資格があれば、あと１年助産学を専攻し
国家試験に合格すれば助産師になれますが
子育てや家庭と両立しながら学校に通い、
厳しい臨床実習や国家試験に挑むのは
並大抵なことではありません。

すごいです。
かっこいいです！

さらに先日、沖縄で出会った38歳のママは
もっとすごかった！！

まだ小さな２人の子どもがいます。
彼女は助産師を目指して大学に通っておられます。

産後、頻発するおっぱいトラブルで
沖縄の複数の助産師さんのお世話になったそうです。

彼女が住む、沖縄北部には
おっぱいを観てくれる助産院はなく、
困っているママたちは多数・・・

だったら自分が助産師になって
北部のママを助ける！！

と、一大決心をしたのだそうです。

彼女は、医療職には無縁です。
そうなると、
まず看護学専攻３年→看護師国家試験
さらに助産学１年→助産師国家試験

正式に助産師になるには
最短でも計４年の長い道のりです。

途中で第二子の妊娠出産を挟んだため
大学１年目は単位取得を諦め、
実に５年の歳月をかけて
助産師を目指すというから驚きです。

独身子どもナシの時代とは違って
夫や子どもがいれば
自分のしたいことばかりに注力するわけには
いきません。

ライフバランスを考え、家庭を守りつつ
妥協や調整をしながら自分の置かれた環境の中で
可能な範囲で夢に向かって進むということに
なります。

旦那さんの理解、周囲の支援があるからこそ
子育てしながら学生になれるという
幸運が重なったという部分は大いにあるのですが

なによりも
彼女の前向きなバイタリティーと
助産師志望動機に脱帽でした。

「大きくなったら何になりたい？」

ニートじゃなければ
小さなことでも大きなことでも
なんでもいいと思います！

いくつになっても夢や目標、持ちましょうね！！