なんでわざわざ平安座島なん?
17日→19日
春の移住に向けて準備のため沖縄に来ています。
出発した朝はすっごく寒くて
大阪の自宅の車は凍ってました。
沖縄に着いたら
上着を脱いで半袖でもちょうどいい感じ。
車の中はクーラーのスイッチオン。
1月後半ですけどね?
やっぱり南国です。
「今日は冷えるさ〜冬だねー
明日からもっと冷えるんだよ。コートとか持ってる?」
と、沖縄の人が親切に教えてくれました。
コートですか・・・?
この暖かさで?
意味不明です(笑)
さて、
沖縄建築諸事情により(笑)
うるま市平安座島に建設予定の助産院ばぶばぶは
建築開始が今年の春以降、
完成は1年後・・・(遅っ!)
という、のんびりした段取りで進んでいます。
ですが、引越しは4月1日に決まりました。
その時点、まだ建設予定地は
まだ雑草だらけの空き地です。(マジかっ!)
ばぶばぶ完成までの1年間は、
建っていく新しい建物を眺めながら
うるま市内の別の場所での
仮・助産院ばぶばぶ運営となりそうです。
わたしが移住する沖縄県うるま市平安座島は
沖縄本島の中ほど、東海岸沿いにある街です。
勝連半島から約5km、
浅瀬の海の上をズドーンと道路(海中道路)が通っていて
渡りきったところが平安座島です。
離島だけど、本島と道路で繋がっている
とても便利な島です。
沖縄に来るといつも
いろんな人から
「ねぇ、どうして平安座なの?!」
大阪でも、
沖縄出身のママや
出身ではないけれど沖縄通のママから
「なんでわざわざ平安座なん?」
必ず質問されます。
本土からの移住者は
人口が集中していて華やかに開発され、
観光地としても整備されているスポットが点在する
沖縄西海岸を移住先として選ぶのが一般的なのだそうです。
沖縄本島の西側は東シナ海に面しています。
美しい砂浜の人工ビーチが充実していて
浅くて穏やかな海です。
それに比べ、沖縄本島東海岸は
未開発なところが多く、
琉球の大自然が今もそのまま残されています。
台風も津波も、太平洋から来ます。
東海岸は太平洋に面しているので
潮の流れが早く変化しやすく西海岸のように
穏やかではないんですね〜。
人の手によってキレイに整備された
西海岸のビーチに比べ、
琉球石灰岩がゴツゴツと迫る
豪快な未開発のビーチが多いのが東海岸です。
西海岸は繊細で華やかな女性のイメージなら
東海岸は無骨で豪快な男性のイメージでしょうか。
そんな理由で、
だから観光客や移住者に人気があるのは
穏やかで安全でリゾート感のある西海岸。
人が集まれば当然、街も栄えていきますね。
「おしゃれな西海岸を
移住先にしないのがナゾすぎる!
ばぶばぶを造る場所として、
普通に考えたら西海岸ですよね?
ばぶばぶを東海岸に造る意味は何?
なんでわざわざ平安座なの?」
沖縄の人たちでさえ、
あまり足を運ぶことがない
平安座島にHISAKOさんがばぶばぶを造る理由を知りたい!
・・・同じ質問をこれまでに
どれだけされたことでしょうか〜(^◇^;)
でも、うるま市平安座島は
魅力的な場所なんですよ!
『うるま』っていうネーミングがまず最高!
『うる』=サンゴ 『ま』=島
サンゴの島という意味です。
整備されていてインフラが充実している
西海岸は確かに住みやすいのかもしれないけど、
なにせわたしはナチュラルが好き。
東海岸は沖縄の古くから残る
赴きある集落がたくさん残されていて、
懐かしい時間が止まっているかのような
飾らない沖縄の風景が広がっていて
めっちゃ落ち着くんです。
これぞ自然!な、美しい海。
エネルギーあふれる大地。
ダイナミックな空。
観光向けの姿よりも
沖縄の本当の姿に出会えるのが
うるま市平安座島だと思います。
そこで暮らす人たちの優しさや、
ゆったりした雰囲気に触れ、
壮大に広がる大自然を眺めているだけで
少々の悩み事なんか吹っ飛んでしまいます。
都会のザワザワに疲れてしまった子育て中のママたちが、
ゆっくりと心をデトックスできるような場所に
ばぶばぶを造りたい、という想いがありました。
そして、
ここを選んだ最大の理由は、
低年齢出産、離婚、シングルマザー、子だくさん、
低所得、貧困、虐待・・・世代間連鎖という
日本が抱えている社会問題がもっとも色濃い沖縄県の中でも
とくに深刻なのがうるま市なんです。
わたしは沖縄に遊びに行くわけじゃありません。
沖縄が好きだから
海が好きだから
移住を決めたわけではありません。
女性を取り巻く『生きづらい状況』
負の連鎖を
少しでも取り除きたい。
少しでも予防したい。
そんな想いで、うるま市を
ばぶばぶの拠点にしようと思いました。
子育て中のママたちが孤独にならないように、
がんばるママたちの心に寄り添うこと。
女性にとって
生きやすい環境作りのお手伝いが
最大の目的です。
じゃあ、わたしにいったい
何ができるだろうか・・・
まずは沖縄じゅうの学校に
『いのちの授業』に回ったるねん!
と野望を膨らませています。
本土では、
学校からの依頼を受けて
授業に行かせていただくスタイルでしたが、
公立の学校は予算がない上
しかも沖縄ではわたしは「おまえ誰やねん?」な
大阪の助産師なので(笑)
「完全ボランティアで授業させてください、
お願いします!」
こっちから逆に頼み込んで
授業させてもらおうかと思っています。^^;
悲しい連鎖が断ち切られるために
絶対に必要だと思うのは、
子ども時代からいのちの大切さに触れ、
幾度となく自己肯定感が養われるような機会を得て、
健全な心を育みながら大人になっていくこと。
だから、いのちの授業は
なにがなんでもやらなあかんのです!
『女性の社会問題への貢献』
わたしのこれからの人生、
大きな目標はあるけれど、
具体的に何をすればいいかはまだまだ考え中。
微力かもしれないけど
できることはきっと山ほどあるはず!
沖縄発信で全国へ。
確信しながら
この春、
「なんでわざわざ平安座なん〜?」
と不思議がられる場所に
ばぶばぶ拠点を移します!