ハイビスカスみたいに♪
4月のはじめに沖縄に移住し、
てっきり次の冬が来るまでは
長袖の出番はないと思い込んでいました。
移住前の昨年1年間は
ほぼ毎月、沖縄へ出向き
コツコツと準備を進めてきました。
12ヶ月
すべての季節の沖縄を体験して学んだのは
晴天の日が案外少ないこと、
年末の車中には
フツーにクーラーが入っていること、
一番寒いはずの2月でさえ
天気のいい日の昼間は半袖で快適に
過ごせる陽気だということでした。
ニットやコートは絶対必要ない。
パーカー1枚あれば沖縄ではやっていける・・・
・・・はずでした!!Σ(゚д゚lll)
が、4月の沖縄、
思いのほか寒かった~!
15℃ぐらいしかない日もあって、
さらに海風が吹いたりなんかしたもんなら
体感温度、低っ~~~~~!
さむっ、寒いって、マジで!
大阪で長袖を片っ端から
処分してきたことを大後悔しました。
そういや、沖縄の人たちが
「沖縄は海風があるから寒いさ~!」
って、言ってたな。
ハイハイ何ゆーとんねん~と、
適当に聞き流していたこと、
大反省しました。m(_ _)m
自宅が海にめっちゃ近く、
周囲に高い建物がないからなのか、
天気の悪い日の夜の風は
尋常じゃありません。
沖縄特有のコンクリートの家だから
少々の風にはビクともしないって知ってるけど
あまりにも暴風すぎて
怖くて眠れないほどです。
庭にバナナの木があるんですが、
暴風でバナナの木がゴォォォォ〜〜〜〜〜って
豪快に揺れるんです。
それが街灯に照らされて大きな影になると
まるでオバケ!!
こわっΣ(・□・;)
海風をナメとりました。
大阪育ちのわたしからすれば、
単なる低気圧の風でも、
大阪でいうところの、台風直撃時の風に相当します!
沖縄の民家の庭先には
色とりどりの南国のお花たちが
咲き誇っていますが、
あの強烈な風を一晩中受けたなら
お花は壊滅的やん!
翌朝、心配して外に出てみますが
庭先のハイビスカスたちは
何事もなかったかのように
余裕な顔をして大輪を咲かせていました。
沖縄大自然、強いな〜!
気づけば沖縄は梅雨入り。
高温多湿、亜熱帯気候のジメジメはハンパなく、
打って変わって晴れると
日差しが痛い・・・!
天気のいい日は
真っ赤なハイビスカスが映えます。
南国に咲く
トロピカルなイメージが強い沖縄らしいハイビスカスは、
沖縄では1年中、
あっちでもこっちでも咲き誇っています。
夏ももちろん咲いてるけど
真冬にも咲いてます。
というか、
冬のほうが大きい花が咲いてるかも~。
真夏のイメージの花だけど、
一般的なお花と同じく暑すぎるとダメなんだそうです。
今年の4月は
予想外の寒さに驚きましたが、
通常、沖縄は冬でも
天気のいい日は半袖でちょうどいいぐらいなので
植物にはもっとも快適な気候なのでしょうね。
(2月にひまわりが咲いてたりします!)
初めて沖縄に行った時は
右を向いても左を向いても
ハイビスカスが飛び込んできて、
その数の多さと美しさに圧倒されました。
ハイビスカスは鉢植えで
温室で大切に育てるイメージでしたが
沖縄では〝育てる〟っていうより
〝勝手に咲いてる〟感じです。
台風から畑を守る
防風林代わりに植えられていたり
民家の庭木だったり
もともとは意図的に植えられたハイビスカスも
気づけば野生化しています。
雑草が生えるように
道路脇でしれっと咲いています。
本当に
ありとあらゆるところで見かけ、
けっこうでかい樹に育っていてビックリします。
暑いと育つんやな~。
女性が髪飾りとして耳の横に
ハイビスカスをつけている姿を
見たことがあるかと思いますが
左右つける位置によって意味があるそうです。
右側ー未婚
左側ー既婚
へぇ~知らなかった。
指輪と同じなんですねー。
ハイビスカスと並んで沖縄で
よく見る色あざやかな花といえば
ブーゲンビリアです。
何気ない普通の民家の軒先に咲いています。
沖縄のコンテナばぶばぶの玄関先にも
ブーゲンビリアの樹を置いてみました。
新型コロナウイルスによる自粛生活で
忙しい毎日では気づくことのできない
身近な場所にある自然を大事にした生き方を
改めて感じています。
沖縄は、
ちょっと車を走らせればすぐ海にたどり着け、
高い山はないけれど、
ダイナミックに生い茂る森があります。
小鳥のさえずりも、
大阪では聴いたことがない種類の音が混じっていて
とても新鮮。
新型コロナウイルスによる前代未聞の自粛、
身の回りの環境が変わってきている
ことへの戸惑いはあるけれど
環境の変化に置いていかれないように
わたし自身も少しずつ
変化していかなくちゃと思います。
強風もなんのその、
そんなことぐらいに一喜一憂してたんじゃ
人生やってられへんでーと
教えてくれるハイビスカスのように、
前向きに、環境に適応!
たくましくありたいと思います!