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悪露

2012/12/26

9人目産後、ようやく悪露が終了しました。

     さぁ動くぞ!
     自転車乗るぞ!
     産後の体型戻しも開始!←コレが難題。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・

産後モードから通常モードへ
起動スイッチONです。

妊娠中は子宮の壁にたくさんの毛細血管で
胎盤がしっかりとくっついていますが、
赤ちゃんが産まれたあと、血管がプチプチ切れて、
胎盤は剥がれ落ち排出されます。

産後、子宮壁のかつて胎盤のあった位置には
直径30cmぐらいの円形の損傷面があり、
その傷が治っていく過程が悪露です。
傷からの分泌液、子宮頚管、膣からの分泌液、
血液、リンパ液、脱落内膜、細菌、
白血球などを含んでいます。

悪露の量はお産の直後が一番多いと思うでしょう?
ところが、違うんですよ。

悪露のピークは、分娩後17〜19時間目。
妊娠中にはエストロゲンという女性ホルモンが
子宮に刺激を与え、お産に向けて子宮口を
柔らかく変化させていきますが
出産を機に、急激にその分泌量は減少します。

産後17〜19時間目にエストロゲンの刺激作用が切れて
ホルモン切れのための出血が遅れて起こるのではないかと
言われています。

産後2〜3日間は赤い悪露が出ます。
産後3〜4日すると色が薄くなって褐色になってきます。
産後4日目までに全部で200gほどの悪露の
約3/4の量が排出されます。

産後間もないママの子宮の中には
細菌がたくさん入り込んでいます。
だけど産褥感染症を起こして高熱を出すような人は
ほとんどいません。
なぜでしょう。

なんと悪露は、産後の疲れたママの身体を
細菌感染から守る素晴らしい役割も担っているのです!

産後の子宮内に細菌がいたとしても、
損傷面の子宮内膜にはすでに感染予防的なかさぶたが
形成されて防壁になっています。
そして、子宮腔内を膣の方に向けて流れる下向性の流出血液には、
殺菌作用があって物理的に損傷部に向けて
侵入してくる細菌を洗い流し、道を遮っているんですって!

また、産後2〜3日までは胎盤性のエストロゲンが
体内に残存しているので、これが抗感染作用をつかさどっています。
エストロゲンには、感染に対して免疫的に抵抗力があるのですね。
感染を起こさないようにと、
自然の摂理はうまくできていますね。

さらに1ヵ月ぐらいすると、生理の最後ほどの
わずかな色つきおりものになる人もいれば、
もう少し長く赤い悪露が出る人もいて、
完全になくなるまでに有する時間には
半月ほどの個人差があります。

色が赤くなくなったら悪露が終了、と思ってる人も
多いかもしれませんが、実は、産後の黄白色のおりものも
悪露の一種。

その色の正体は、白血球です。

色は赤くないけれど、におうと鮮血に似た、独特の臭気があって
普段のおりものの酸っぱい臭いとは異なります。
ですから、赤や褐色の色がついていなくても
おりものが多いうちは悪露が続いていると考えて
無理のない生活をするようにしましょうね。

本には

赤色→褐色→黄色→白色

段階を踏んで悪露がなくなっていくようなことを
書いてあると思いますが、
実際はそんな単純にはいかないです。
産後すぐに無理して動き回ってしまうと、
やっと減ってきたはずの悪露が再び赤くなり
量が増えてしまうことがあります。

これは胎盤剥離面のかさぶたが、まだ剥がれたらダメなのに
剥がれてまた出血したり、産道損傷の再破裂などが原因。
転んでひざ小僧に擦り傷を作った子どもが、
治りきっていないのにかさぶたを触ってめくってしまい、
また出血して「触りなさんな!」とお母さんに
叱られるのと同じようなことです。

そっとしておけば傷はあっという間にキレイに治るのに、
触るもんだから出血を繰り返してなかなか治らない。
しかもやっと治っても、ひざに痕が残ってしまう…
産後、悪露がある時期に無理をすると、
子宮内でひざ小僧と同じような現象が
繰り広げられると考えてください。
やっとかさぶたになってきたのに、動き回ることで
かさぶたが早期に剥がれて、また出血して
結局悪露が長引くわけです。
そしてようやく損傷面が治っても、
子宮の壁に胎盤の痕が残ってしまい、
その部分の組織は固くなります。
ということは、血液やリンパの流れ、ホルモンの流れ、
すべてが胎盤痕のところで滞り、
スムーズに流れなくなるということです。

それによって身体が冷えます。
産後の体調にも支障をきたします。
もしかしたら、2人目不妊にもつながるだろうし、
更年期障害もひどくなるんじゃないかと
思います。

産後1ヵ月健診では、まだ多少の赤い悪露が残っていても
子宮の大きさが元に戻っていていれば
「普通の生活に戻っていいですよ」と言ってもらえますが、
完全に悪露がなくなるまでは、
子宮内膜の傷は治りきっていないと考えて
無理はしないようにしましょう。

授乳していると、子宮収縮が促されるので
悪露は早期に排出されます。
非授乳褥婦に比べ、赤色悪露の排出期間は短いものの、
黄色、白色悪露は授乳していない場合よりも約2週間ほど
長引く傾向にありますが、
しっかりおっぱいを吸わせ、産後1〜2ヶ月、悪露が
続いているうちは無理をせず、
産後の大切な身体、自分の力で守ってあげてくださいね♪